桜の名所小金井堤の終点、玉川上水に架かる「桜橋」

桜橋は明治22年(1889)に甲武鉄道の開設時、境停車場と田無町間を結ぶ道路の建設と同時に玉川上水の上に架けられました。
この場所は八代将軍・徳川吉宗の時代から花見の名所となっていた”小金井堤の桜”の終点にあたります。甲武鉄道開通後は東京、新宿から汽車で花見に来た人のほとんどは境停車場で下車し、桜橋を目指しほこり道を歩いたと言います。

明治31年(1898)に、国木田独歩が書いた『武蔵野』の第6章にはこの地のことが以下のように描かれています。
「今より三年前の夏のことであった。自分は或友と市中の寓居を出て三崎町の停車場から境まで乗り、其処で下りて北へ真直に四五丁ゆくと桜橋といふ小さな橋がある。」
この文章は桜橋のたもとに建つ『国木田独歩文学碑』に刻まれています。

※写真の桜橋は平成10年(1998)に架け替えられたものです。

ページトップヘ