皆さんは吉祥寺にどんなイメージを持っていますか？　駅の周辺には多くの大規模商業施設がある巨大な街であるにも関わらず、一方で地域に根ざした商店街や個人商店など、住民の暮らしと密接に関わるコミュニティが存在する、渋谷新宿とはまた違った魅力を持っている街が吉祥寺なのです。しかも、最近ではそんな温かい雰囲気に魅力を感じた訪日外国人も多く訪れているそうです。
そんな吉祥寺の一段深い魅力を探ってみよう！　というわけでレポーターのダニーちゃんと一緒に今回は『アミューズメントな体験』をしていきましょう。

レポーター役を努めてくれたのはダニーちゃん。ブラジルと日本のハーフで日本語とポルトガル語、そして英語も堪能なトライリンガル！　彼女と一緒に吉祥寺のエンターテイメントやアミューズメントを存分に楽しんでいきます。
「とっても楽しみですね！　ではさっそくレッツゴー！」

サムライになった気分を手軽に味わえる殺陣体験 【劇団め組の「SAMURAI FIGHT」】

海外の方がイメージする「ニッポン」といえば、大抵の人が思い描くキーワードの一つが「時代劇」ですよね。そんな時代劇＝殺陣を手軽に体験できちゃうのがこちら！　時代劇を中心に演劇活動をしている【劇団め組】が主宰する殺陣体験です。

と、いうわけでやってきたのが、吉祥寺の駅から徒歩で10分ほど歩いたところにあるめ組スタジオ。
ハーフのダニーちゃん、実際にサムライになりきる体験は初めて。
「すっごく楽しみですけど、どんなことをするのかわからないので緊張もしてますね」

体験会場に入ると、もうキャストの皆さんがおサムライ姿でスタンバイ。
「今日はよろしくお願い致します！　今日はこの３人、石原幸弘、菅原貴志、秋本一樹（※写真下、右より）がお相手させていただきます。」

このお３人はもちろん劇団め組の俳優さん方。常に舞台でサムライ役を演じていらっしゃるので、殺陣はもちろん、サムライの立ち居振る舞いはお手の物！

ちなみに演じる殺陣シーンは、劇団め組が実際に公演を行ったことのある演目の中のワンシーンを題材にしているそう。ホワイトボードにはそのシーンの状況や意味などの解説が英語で書かれていました。
今回演じるのは、岡田以蔵を題材にした演目の中のワンシーン。楽しみです！

まずは演じてもらうシーンのお手本を俳優さんたちが見せてくれます。左の秋本さんが演じるのが岡田以蔵。そして右の菅原さんが演じるのが武市半平太。つまり師匠と弟子の対決シーンです。

お手本の後は参加者の出番です。この体験のいいところは衣装も用意してもらえるところ。ダニーちゃんも早速着物にお着替え。

刀の取り扱いも教えてもらいますが、慣れていないと意外と難しいのが刀の抜き差し。
「思ったより刀が長くて、特に抜くときになかなか抜けなかったのが難しかったな」

動きの段取りも教わります。ダニーちゃんは武市役です。数分のシンプルなシーンなのでそんなに難しくはないはずです。

実演スタート！　まずは以蔵役の秋本さんが先に登場して佇んでいるところに武市役のダニーちゃんが番傘を差して登場します。

そしてお待ちかねの斬り合い、殺陣のシーンに入ります。ダニーちゃん、初体験のわりに結構なりきっていて、何度か切り結ぶところもちゃんと演じてます。

そしてクライマックスの相討ちシーンでは２人ともお互い相手を地面に倒れこむ…。ダニーちゃんの白熱の演技が炸裂します。

と、こんな感じで実演は終了。ちなみにせっかくだから自分の演じてるところを動画で撮りたいと思うでしょ！　もちろんその対応もこの体験プログラムでは抜かり無し。
このように（写真下記）スマホをホールドできる撮影用三脚を貸し出しているので、同行者がいなくてもスマホで撮影できます。嬉しいサービスですね。

そして撮影した動画を見ながら、みんなで感想を言い合ったりして体験は終了。時間にして１時間程度。いや〜見てるだけでも楽しかったけど、ダニーちゃんはどうだった？

「すっごい楽しかった！　殺陣体験もちろん初めてだったけど、なんかハマりそう（笑）。外国人でも気軽に参加できるように考えられたプログラムなのが体験してみてよくわかりましたね。日本の歴史や文化に興味のある方なら是非オススメです！」

劇団め組の「SAMURAI FIGHT」“サムライ”体験

問い合わせ：0422-27-1395
Mail：event@next-local.co.jp
※要問い合わせ
開催日：不定期開催
価格：¥20,000
時間：60分
場所：め組スタジオ

圧巻のエンターテイメントショーが気軽に楽しめる！【サーカスカフェ】

お次は吉祥寺が誇るスーパーエンターテイメントショーを体験しに行きましょう！
その名も【サーカスカフェ】。サーカスと言ってもピエロが出てくるような昔ながらのサーカスとはちょいと違って、より現代的なエンターテイメントが楽しめるのがこちらの特徴です。

「サーカスってことは空中ブランコとか？　でも衣装とかのヴィジュアルを見ると、ラスベガスでやってるようなショーみたいなものなのかな？」

お店に入ったところで「いらっしゃいませ〜、ようこそ！」と早速声を掛けてくれたのはオーナー兼メインキャストの本城トオルさん（上写真右から２番目）。案内された席につくと、トオルさんの他、今日出演するキャストの皆さんが続々と席にご挨拶にきてくれました！
演者の方々とこんなに近い距離で接することができるのもアットホームなサーカスカフェの魅力の一つ。ちょっと緊張していたダニーちゃんもすぐに打ち解けて、キャストさん達と大盛り上がり！

もちろんお食事やアルコールも楽しめます。コース料理がオススメだそうですが、一品ごとのオーダーでもOKとのことで今回はピザとチョリソー盛り合わせをオーダー。
「今まで体験したことのないようなショーをご覧にいれますので、たくさん楽しんでね！」とトオルさん。いや〜楽しみ！一体どんなショーが繰り広げられるのでしょうか？　すると…お待ちかね、始まりましたよ〜!!

オープニングはシルクハットに正装という衣装でスタートです。

トオルさん登場。TV、舞台と多方面で活躍するオーナー、トオルさんのパフォーマンスはやっぱりキレがありますが、それだけじゃなくて見る者に対して訴えてかけてくるものがあるんですよね〜。

さて、曲が変わると衣装も変わり、パフォーマンススタイルもガラリと変わります。ダンス中心の内容ですが、お客様とのコミュニケーションを重視した演出はさすが！　そうなのです、ステージを囲むように360度に客席が配されていて距離が近いため、たっぷり臨場感を味わえます。

「すごいスゴイ！　ただただ目を奪われちゃう迫力です！」
ダニーちゃんもうハマっちゃっているみたい（笑）。

さてさてショーも佳境に。かなり露出度の高い衣装での迫力のあるステージングは圧巻の一言。なにせキャストの方々は様々なプロフェッショナルな現場で活躍する選りすぐりのダンサーや俳優、パフォーマーばかり。それも当然です。

さてお次は一転、和風の衣装での伝統芸能のような動きのショー。陰陽師、安倍晴明をモチーフにした内容なのですが、トオルさん始めキャストの皆さんの豊かな表現力が発揮された瞬間でしたね。

と、思ったらあっという間にラストナンバーに。開演前にレクチャーを受けた、一緒に同じ振り付けをしようコーナー（笑）ではダニーちゃん楽しそうに振り付けしていました。そして最後の大トリにはサーカスたる所以のアクロバティックなパフォーマンスが…。

天井から吊られたフープにぶら下がってパフォーマンスする「エアリアルフープ」には度肝を抜かれました。大盛り上がりでショーは閉幕。他にもアクロバティックな見せ場の多い演目があるとのこと。例えば…。

このような大迫力の「エアリアルシルク」や

２人で行うエアリアルシルク。そして…。

先ほどのエアリアルフープを２人でやることも！　これぞサーカス的なアクロバティックパフォーマンスの真骨頂ですね！

では素晴らしいショーで魅せてくれた今回のキャストさん達をご紹介していきましょう！

まずはハイレベルなダンススキルとセクシーな表現力が素晴らしかった『ENA』さん。

子役の頃から俳優としても活躍している『ゆーと』さん。

そして、パフォーマーとしての豊富なキャリアを誇るムードメーカー『まりえ』さん。

そしてそして！　サーカスカフェ一座を束ねる座長はオーナー、『本城トオル』さん。

いや〜素晴らしかった！　まさかそう広くはない店内で、こんなにスケールの大きなショーが見られるなんて！　どうだったダニーちゃん？
「もう本当に言葉がみつからないぐらい感動しました！　こんなに感情を揺さぶられたのは初めてです。必ずまた来ますね！」
と、想像以上に気に入っちゃったご様子。その気持ちわかるな〜、だって本当に凄かったもの。40分が本当にあっという間だったからね。

サーカスカフェ、いかがでした？

パフォーマーのみなさんはダブルキャストになっていますので、どの曜日、どの回も個性豊かで飽きさせません！　お店のオープンはPM6:00で30〜40分程度のショーが1日2回行われます。お料理は様々なコースが用意されていますので、お好みに合わせてチョイスしてください。ちなみに完全予約制なのでお気をつけて。下記のリンクからお電話でも、メールフォームからでもご予約いただけます。

サーカスカフェ

東京都武蔵野市吉祥寺南町1-1-9 ＦＳビル4F
0422-24-9601
詳細情報

いや〜素晴らしかったね！熱を冷ますためにもう一軒いってみようか。オススメのお店があるんですよ！

映画「カクテル」そのままの世界観！　炎を吹くショーは必見！【FLAIR & DINER S-PARK】

最後にご紹介するのは、あの映画「カクテル」でのトム・クルーズよろしくなカクテルショーが楽しめる【FLAIR & DINER S-PARK】。

映画「カクテル」といえば、あのトム・クルーズのパフォーマンスが有名。そうです、あのボトルやシェイカーをぐるぐる回したり、投げたりしながら曲芸的なパフォーマンスでカクテルを作る、フレアパフォーマンスと呼ばれるもの。それがここ吉祥寺から徒歩１分の場所で楽しめちゃいます！
さて、早速店内に入ってみると、早速ボトルを回している御仁が…。

こちらがこのS-PARKのメインバーテンダー、SEIさん。この方、腕も達者ならば口も達者（笑）。カウンター席に座ったダニーちゃんを早速得意の技で驚かし、しゃべりで笑かしてくれました。

「じゃあご注文は？（SEIさん）」
「えーと、じゃあこの色が可愛いマゼンタで（ブラッドオレンジを使ったカクテル）」
「了解！（SEIさん）」

と言うやいなやフレアパフォーマンスを目の前で繰り広げてくれるSEIさん。ほんの１メートル先でアクロバティックな動きが堪能できます。

「はいどうぞ〜（SEIさん）」
とってもおしゃれなドリンクが完成しました！　カクテルドリンクを頼めばこのパフォーマンスは見られます。が、もっと楽しみたい！という人には大音量のBGMでたっぷり楽しめる、２人で行うダイナミックなカクテルショーがオススメ！　
※カクテルショーは原則として予約制です。

というわけでカクテルショーをSEIさんと共に行うパフォーマーをお呼びしましょう！

相棒のKOBAさんです〜パチパチ。癒し系のイケメンです。

それではレディース＆ジェントルメーン！　S-PARK名物カクテルショーの始まりです！

その時盛り上がる話題の選曲でまずは軽く振り付けからの…。

２人揃ってボトルを回し始めました！　ご両人の息がぴったりだからこそできるコンビ技が炸裂！　とはいえ写真では伝わりづらいかな。ぜひライブで見て欲しいですね。

いや、それにしてもカッコいい！　ボトルの上がり具合、回転具合までぴったり。そういえば「カクテル」のトムも２人でやってましたね。息ぴったりのコンビが同時にやるからこそ盛り上がるんですよね。そしてそして、SEIさんの看板ともいえる大技がついに炸裂します！

ファイヤー！！！

見てくださいこの炎!! 度数の強いお酒を火種に吹き掛けることでこんなことができちゃうらしいのですが、それにしても凄すぎます！　ダニーちゃんも目の前でアレ見たからびっくりしたでしょ？
「びっくり以上の驚きですよ！　想像よりもはるかに火が大きかったし、普通に炎の熱気を感じられましたから。ホントにスゴイ！　これは絶対見た方がいいです」

その他、カクテル作りを手伝わせてもらったり、

パフォーマンスをレクチャーしてもらったりと楽しい時間を過ごしました。指南役は以前はバーテンダーとしてSEIさんの相棒を務め、現在はフード担当のKUNIさん。

ちなみにフードも自慢で、なかでもダニーちゃんもチョイスしたハンバーガーは一番人気！　パティやトッピング、ソースを自分好みにカスタマイズができる、食いしん坊にはたまらないハンバーガーなのです。
もちろんその他にも自慢のメニューがたくさん！

特にこちらのビアカンチキンは、地鶏まるまる一羽を封を開けたビール缶に刺して（中身は入ったまま！）オーブンで焼き上げるというアメリカが発祥の豪快なBBQ料理！　完全予約制ですが、パーティーで絶対盛り上がる一品です。

その他、冬季限定オイスターやコブサラダなど、バラエティ豊かなメニューも取り揃えています。

アメリカのダイナーをイメージしたという広い店内も含めて、カクテルショー、バラエティ豊かな料理と、ワイワイ騒げる感じがパーティーなどにもぴったりなお店なのです。

いや〜楽しかった！　ダニーちゃんも終始興奮しっ放しだったね〜。
「めちゃくちゃ楽しくて時間を忘れてしまいました（笑）。こういったお店は日本ではなかなか珍しいので、日本の方はもちろん、海外の方にもオススメですね！」

FLAIR & DINER S-PARK

東京都武蔵野市吉祥寺南町1-6-3 東急REIホテルB1F
0422-26-6119
詳細情報

いかがでしたか？
実は粒ぞろいのエンターテイメントカルチャーが存在する吉祥寺。どれも驚くほどにレベルが高く、心から楽しめました。しかもそれでいてアットホーム感があるのが吉祥寺ならではなんだな、と感じましたね。

「今回訪れたところは、本当にみなさんが温かい人柄で、とっても楽しく体験できたのが印象的でした。絶対にプライベートでも来たいところばっかりでしたヨ！　みなさんもぜひ体験してみてくださいね」（ダニー）

※文中の店舗情報および価格表記は2019年5月現在のものです。
※凸版印刷様が運営されているウェブサイト”旅道”のクローズに伴い、許可を得て、弊機構の取材記事をこちらへ掲載しています。