大法禅寺(大法寺)<福禄寿>
大法禅寺(大法寺)の歴史
大法寺は江戸幕府が開設されてからわずか30年後の寛永10年(1633)2月に仁曳義貞禅師によって江戸城下阿佐布の地に創建、山号を「金谷(きんこく)山大法禅寺」と名付けて開山される。
大法寺開山の仁曳義貞禅師は、出雲国(現在の島根県)松江城下円成寺第二世瑞岩玄祥和尚の法を嗣いだ高僧である。
以後、江戸の町が整ってくるにしたがい、帰依する人々が増し、特に阿部、松平、細川、堀田、内藤、青山、井伊、亀井、中川、酒井、毛利、有馬、米津、その他多くの諸大名、各藩家中の帰依を受け、また藤原卿や源氏、平家などを祖とする著名な武将、家臣の後裔が数多くこの大法寺を菩提寺とするようになった。
その後300年に及んだ都心での歴史に幕を閉じ、昭和7年(1932)10月に現地へ移転した。静かな境内には吉祥観音像、お徳地蔵様の像が立っている。
アクセス・所在地
武蔵野市吉祥寺東町2丁目9−13
JR中央線・総武線・京王井の頭線「吉祥寺」駅より徒歩約12分