井の頭公園と吉祥寺散策コース
1.JR吉祥寺駅スタート
吉祥寺は、東京の住んでみたい街の常に上位にランクされる人気のまちです。 1657年の明暦の大火で当時、小石川水道橋外にあった吉祥寺門前町の住人が焼け出されて住居をなくしこの地に移住し、この地を「吉祥寺」と名付けたことから吉祥寺が始まりました。 今では全国でも人気の地区に発展しており、大型商業施設と明るいアーケード街や個性的な商店が共存して独創的なまちの魅力を作り上げています。
2.井の頭恩賜公園
2-1.井の頭恩賜公園入口
週末には露天・大道芸・アーティストなどが集まり、アートマーケッツが開催されます。
2-2.井の頭池(七井橋)
七井橋から見える井の頭池に覆い被さるように迫出す桜の美しさは格別で、日本さくら名所百選にも選ばれています。
2-3.井の頭弁財天
この弁財天は、秘仏として12年に一度(巳年)のご開帳があります。
2-4.お茶の水
当地方へ鷹狩りに来た徳川家康がこの湧水の良質を愛して、よく茶をたてたとのことで、以来この水は「お茶の水」と呼ばれています。
2-5.御殿山遺跡の碑
この地域には今から3~4千年以前の集落があったことが判明しています。
2-6.井の頭自然文化園(前)
「本園」にいるゾウの「はな子」は園内の人気者で、日本最長寿のアジアゾウのメスです。「分園」は井の頭池の中之島にあり、カモやハクチョウなど様々な種類の水鳥が生息しています。
3.公園通り
4.中道通り
かつては「前進座」まで延びる農道でしたが、それを鉄道が分断、駅の東南に位置する末広通りとは地図で見ると同一直線状にあり、いわば吉祥寺の主幹道でした。1970年代に中心部の再開発により多くの店が移り、商店街となりました。
武蔵野市と友好都市の関係にある9つの市町村の特産物を販売している「麦わら帽子」などの個性的な店があります。
5.昭和通り
通称「東急裏」と呼ばれて東西に伸びる昭和通り・大正通りと、その通りを南北に縦断する小路を加えた東急百貨店西側一帯を指して言います。
この一帯には個性的な新旧のお店が混在しながら賑わいをみせています。
6.大正通り
北欧料理のレストランや輸入雑貨店が立ち並び「北欧通り」と呼ばれています。
7.五日市街道
徳川幕府の開府後、多摩地域から江戸へ木材や炭を運ぶために整備された街道で、武蔵野市を東西に走っています。
この街道沿いにある武蔵野八幡宮付近には、月窓寺・安養寺・光専寺・蓮乗寺の4つの寺があり、総称して四軒寺と呼ばれています。
8.武蔵野八幡宮
吉祥寺の氏神様として有名な八幡宮です。789年に坂上田村麿が宇左八幡大社の御分霊を祀ったと伝えられています。
明暦の大火で小石川水道橋外にあった「吉祥寺」は今の駒込に移り、火事で住居を無くした門前町の人々は移住を命じられて、この地に吉祥寺村を開村した際に武蔵野八幡宮を鎮守として信仰したといわれています。
9.安養寺
真言宗のお寺です。このお寺には、1773年に鋳造された市内で最も古い梵鐘があります。製作者は境村の鋳物師で、当地域の鋳物師の存在を知るうえで貴重な史料です。
また、1665年に建立された市内で最も古い庚申供養塔があります。この庚申塔には吉祥寺の開発に従事した人々のうち10人の名前が銘記されています。
10.月窓寺
曹洞宗のお寺です。このお寺には、1689年に製作された市内に所在する仏像としては最古の「乾漆造白衣観音坐像(かんしつづくりびゃくえかんのんざぞう)」(非公開)があり、この観音像は、村人には馬を飼う者が多かったことから、馬頭観音として信仰されました。
11.サンロード
吉祥寺駅北口から五日市街道まで南北に続く約300mのアーケードを備えた商店街で、吉祥寺では最も賑やかな商店街の1つです。
ここでは、建物の壁面や看板に数字が記されており、駅からの距離をメートル単位で表す「吉祥寺場所システム」が採用されています。
12.元町通り
この通りは、サンロード商店街より東急百貨店前まで東西に連なっています。
通り沿いにある大型商業施設「コピス吉祥寺」の1階にある「ふれあいデッキこもれび」や屋上にある「吉祥空園sora」では、数多くの映画やテレビドラマが撮影されています。
13.ダイヤ街
この商店街は東西に吉祥寺大通りから公園通りまで連なっています。
ここでは、マスコミでもよく取り上げられる有名なメンチカツ店や羊羹のお店があり、いつも行列ができています。
14.ハーモニカ横丁
名前の由来は、狭い間口の2階だての店が立ち並ぶ様子がハーモニカの吹き口に似ていることから名付けられたといわれています。 ここでは、毎月第3日曜日の午前中、朝市が開催されています。